第1回・「スペランカーは虚弱か?」
昔からことあるごとにネタにされてきた、
「スペランカーは弱すぎ」という話題。
記念すべき第1回はこれについて研究してみたいと思う!受講者−DJヨコ:
吉ダム:
解説者−Dr.ふくろ〜:
1・「ジャンプ力が無さすぎるだろ!」
自分の身長より高く飛べないファミキャラってあんまいないよな。
確かに。背丈の半分くらいまでしかとんでねーよな。(図1)
(図1)
…リアルなんだよ。リアル。
リアルさはいらんからもっと飛べっちゅーの。
身長の半分飛べばいいほうでしょ。まずスペランカーの身長を
160〜180cmと仮定しよう。
まあそんなもんか。
すると80〜90cmの垂直飛びをしていることになるね。
なんか地味にリアルな数値ですな。
手元の資料では高校生男子の平均記録は一応クリアしてるね。
平均かよ、やっぱたいしたことないんじゃん!?
いやいや、お待ちなさい。彼の装備を考えてみなよ。
背中にバックパック背負ってるっしょ。あー見えて、
あれには最大で爆弾9個、フラッシュ9個、
膨大な量のコインとドル袋を収納してるのです!
ヘルメットとマシンガンも装備してるねえそういえば。
ピストルじゃなくてマシンガンだからなー。重いかも。
まあ少なくとも推定5kg、多くて20kg以上の装備をつけてる
わけです。なかなかのジャンプ力じゃないですか!
うーん。まあ納得しておこう。
これだけじゃないからね、ヤツの虚弱要因は!
2・「ちょっと落ちたくらいで死ぬなよ!」
やっぱこれでしょう。
これだよ。
まあ待て待て。まず足場の悪さについて注目だ。
見た目はそんな足場悪い感じしないけど。
でも暗いからね。ヘッドライトしか明かりないし。
とっさの受け身とかはまず無理でしょう。
いや、1mくらいの段差だよ?死ぬのはどうなの?(図2)
受け身取れなくても打撲とかすり傷くらいのもんでしょ?
(図2)
うむ。だから、それが命取りになるんだって。
なにをー!?
あの洞窟、所々から定期的に毒ガスが噴き出してるでしょ。
あれが洞窟内に充満してるんだな。
だから、ちょっとした呼吸不全や、すり傷でもそのガスに
やられちゃうわけ。
普段は平気っぽいが?我慢してるとでもいうのか!?
ほら、あれだよ。エネルギー。右上のほうにゲージが
あって、一定時間内にエネルギー取っていかないと死ぬでしょ?
うむ。あの、台に棒状のものがささっていて、青や赤の
輪っかがピロピロとしてるやつね。(図3)
(図3)
あれが、毒ガスに耐えるエネルギーということなのです!
生命維持装置かなんかをスペランカーは装着していて、
それのエネルギーを補給しないと、装置が止まっちゃうのです!
すごい想像力だな…ほんとかよ。
まあ毒ガスに耐えてるんだよ。とにかく。
確かにあのエネルギーのグラフィックからして、何か
未知の力を秘めてるのかー?みたいな雰囲気はあるが。
まあピラミッド建てた人も、毒ガス対策は必要だったろうから、
ところどころに落ちているというわけだね。
たしかにエネルギーは盲点というか、なんで無くなると
死ぬのかわかんないからなあ。じっとしてても減るし。
毒ガスに耐えてるというのは、信憑性あるな。
落下のショックでエネルギーの容器が壊れちゃう、というのも
考えられるしね。
でも落下中に、まだ落ちきってないのに死ぬことあるじゃん?
あれはショック死!暗くて足元見えなくて絶望しちゃうの!
急に普通だよ!
3・「コウモリのフンで死ぬなよ!」
フンで死ぬなんて人間失格だ。恥を知れ恥を!
なんのためのヘルメットだよって感じね!
まあ待てよダチ公。それは早合点というものですぞ。
どんなキャラだよそれは。
まず、あれって本当にただのフンかな?(図4)
(図4)
あのドット絵ではわからんが、説明書にフンって
書いてなかったか?
生き物として、あのペースでフンを出せますか?
ウ…ヌ…(石ノ森章太郎調)
あと、フラッシュの光で死んじゃうのはどういうこと
だろう?あのコウモリは怪しいよ。
魔物とかメカだとでも言うのか?
まあ自然のままのコウモリではないよね。
人工生物、改造生物、機械生物、突然変異生物…
ではフンに見せかけた毒物とか劇物とか強酸とか
ってことかい。
だと思うよ。あの洞窟はあきらかにピラミッドの秘宝を
守るために「造られた」ものだからね。
コウモリも、盗掘者を撃退するためのトラップ装置
なんじゃないかと。
まあ、そうではないとも言い切れない。
その証拠に、あのフンはあんなに落ちてきてるのに
地面に溜まっていくことがないじゃないか!
あれは未知のテクノロジーだ!
うむー。それは分かった。しかし!フラッシュは?
弱点なのにわざわざ地面に配置してあるが?
まあダイナマイトやカギと同じく、正当な権利がある
者のために、正しい手順を踏めば突破できるように
設計されているんでしょう。
フラッシュもエネルギーと同じく、未知のにおいのする
アイテムだからなー。
スペランカーが最初1つも持ってないのは、多分
地上には代用品が無いからだと思うよ。
確かにあの水晶みたいな形のものは無いね、この世に!(図5)
(図5)
4・「色々と死ぬ要素が多すぎるだろ!」
死ぬ。なんであんなに死にますか?海は死にますか?
さだまさしの歌かよ。
じゃあ順に説明しようじゃないか。かかってこい。
そうだな、幽霊に触って死ぬよね。
幽霊の死片にふれても死ぬよね。びびりすぎね。
幽霊はそりゃ死ぬでしょ。スペランカー殺さないと
自分が殺られるんだよ!?マジモードだよ!?
幽霊がそんなこと考えるかー!
ピラミッド守ってるんだから、侵入者を殺そうとする
のは普通でしょ。だからちゃんとスペランカーも
銃を持ち込んでるじゃん。(図6)
(図6)
あの銃、なにげにすごいよな。壁とか関係ないし。
別の階にいても効果あるからな。
そうそう。それでいて岩やコウモリには全く効かない。
つまりあれは対幽霊専用マシンガンなわけだよ。
すごい専門装備だなおい。
用意周到。ただの冒険野郎じゃないってことだよ。
まあ銃に免じて許そう。ん、じゃあ水中への落下は?
見た感じ楽勝泳いでいけそうな所で、軽く溺死してるぞ。
それはあれでしょう。毒。触れただけで死ぬくらい、
毒成分の強い水なんでしょ。
言うと思ったけど、そうではないとも言い切れない。
こればっかりだなあ。
とりあえず、洞窟を流れる水脈なのに生き物が全く
いないということは、あれは飲めない水なはずだよ。
わかったわかった。あとは、ガスの噴射の直撃か。
それで死ぬなというのはちょっと酷じゃないの…?
マリオだって毒キノコに触れたら死ぬのに…
生命維持装置とやらで、即死を免れることはできんの?
なんせ直撃だから。超高温のガスかもしれんし、
皮膚や服を侵すほど濃い毒気体かもしれんし…
まあ毒ガス直撃死は虚弱ではないわな。
次は…えーと、あれ。トロッコ道の、土砂みたいなのに
あたって死ぬのは?(図7)
(図7)
あのフラフラしてるやつだろ。痛そうに見えないぜ。
あれ、土砂なのか?
そういわれても知らんけど…
落ちてきそうで落ちない土砂ってなんだ?
粘り気があるとでもいうのか?石や砂に?
じゃああれはなんだっての?
人工生物!スライムみたいな。
またかよ。
あの粘り気はそうだろ。スライムが顔に張り付いて
毒と窒息で死んでるんだ。
想像しすぎじゃん?
他に説明がつかない。落ちてこないんだから、
まず自然の土砂崩落ではない!これだけは言える!
強気だ…熱が入ってきたな。
じゃー最後に、自分の仕掛けたダイナマイトに
まきこまれて死ぬのはどーよ。なんか答え予想つくけど。
アトランチスの謎だって、ボンバーマンだって
死ぬよ。彼らは虚弱かな。
あの爆弾って威力あるか?岩にしか効いてないじゃん。
爆風とかないし。
でも岩が消滅しちゃうくらい威力あるよ。
スペランカーの歩幅からして10mくらいの位置にいれば
死なないんだから、けっこう凄いと思うけど。
例の毒ガスに引火したりしないの?
そこはまた、ふつうのダイナマイトじゃないから。
未知の力を秘めたアイテムなのよ。
またそれか!
≪Dr.のまとめ≫
以上、スペランカーの虚弱を否定する説を展開してみて分かったのは、
見た目以上に、洞窟がすごい場所であること。エレベーターや、
エネルギーパックの存在などから、かなりの科学力を想像させ、
高度な文明の遺産であることがうかがえる。
それに対しスペランカーは、毒気に対する生命維持装置の装備や、
対幽霊専用マシンガンを開発、用意してくるなど、十分備えをしてきて
いるのである。驚くほどの調査力、計画性を持っているのだ。
体力は人並み以上超人未満だが、彼のピラミッドに対する情熱は
もっと評価されるべきではないだろうか!