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B級歌謡曲 さ行
坂田修     BYE BYE東京
   ソングライタールネッサンス テイチクエディション  TECN-20164(廃盤)
北海道生まれのシンガー・ソングライター坂田修は1977年「BYE BYE 東京」という曲でデビュー。ロックとフォークの良さを充分表現した曲で、ストリートミュージシャンがよくこの手の歌を歌っている。ラジオ関東のパーソナリティ、なぎら健壱と組んで歌ったり。
そして、1985年、華麗な転身を図る。
ハーイ。みんな元気かな〜。今日はみんなで「アイアイ」を歌ってみよう。「アイアイ、アイアイ、おサルさんだよ〜♪」そう、NHK「お母さんといっしょ」で、”坂田おさむ”として歌のおにいさんになってしまったのである。
桜田淳子  パーティズオーバー
筆者とほぼ同年代の「花の中3トリオ」であるが、山口百恵とと森昌子は今じゃすっかり主婦になっているらしく、全く見かけなくなってしまった。(もっともそれぞれダンナの方もほとんど見かけないけど・・・)桜田淳子も何年か前、久しぶりに表舞台に出てきたと思ったら、何かの宗教にハマッていたという話しだった。
別に筆者は当時彼女たちのファンでもなんでもなく、中では桜田淳子の曲がいちばん好みだったかなという程度。この曲もエアチェックしてあったテープに入っていただけだが、乙女チックなスローバラードで、たぶんLPの片隅の曲だと思うけど、30歳くらいの(行き遅れた?)独身の女性が聴いたら涙の出るような歌詞になっている。
サンタクララ   男と女
この人たち、よく知りません。顔も見たことありません。日本語で歌っているけど、日本人かどうかもわかりません。ひょっとして、しばたはつみとブラザートムがデュエットしているのかもしれません。もっとひょっとしたら、「星空のふたり」を歌っていた”マリリン・マクー&ビリー・デービスJr.”が覆面歌手として歌っているのかもしれません。情報があればよろしく。
三輪車   水色の街  夏の日の想い出
関西の方から出てきた、大学生3人組。イメージとしては、ガロの線を狙っていたのかもしれないけれどちょっと線が細すぎた。今だったら絶対受けそうもない歌詞(当時もそんなに受けなかったが)がネックとなっていたのであろうか。メロディラインはなかなかいいものを作っていたものの、関西人にしてはあまりに特徴がなさすぎた。今のバンドブームと同じで、この頃のフォークバンドも1曲中ヒットを当てて消えていくというパターンが多かった。
(P.S.コンピレーションで「水色の街」は再発されました。01.3.31)
シグナル   潮風の女
”NSP”が売れ出して、ふきのとう、とんぼちゃん、BUZZ、ブレッド&バターとこの時期の2〜3名組のフォークソンググループは、皆活気があった。その中で絶対消えると思っていたグループがオフコース。このグループが売れたということは、やっぱり「B級歌謡曲」なんていうコラム書く人間は、世間から見れば、変った奴なんだという証明かもしれない。
シグナルは「二十歳のめぐりあい」の一発屋という説もあるが、このヒット曲はまるで「ふきのとう」みたいで、彼らの曲ではないような曲調であった。しかし、この「潮風の女」はシグナルそのものである。「ウッドストックを超えて」は名曲だったな。80年代には”堀内孝雄”と”ケインズ”なるグループを組んでいた。
ところで、このグループが歌っていた「ほほえみ」という歌は、”CSN&Y”の「Teach Your Children」と同じだ。
「パクリか?空耳か?気のせいか?」に掲載
渋谷哲平   よしなよフィージ  恋のサマーガール
渋谷哲平といえば、スター誕生の出身としては数少ないアイドル系。藤正樹を筆頭とした演歌系は結構いるんだけど(「いた」という事実は覚えているが、名前や曲はほとんど覚えていない)、男性アイドルは太川陽介、城みちるくらいしか記憶にない。
男性アイドルってほとんど聴かないが、この2曲はいい。バックコーラスとアレンジが最高。
ジャネッツ   恋の汽車ポッポ
2人組の女性フォークソンググループって30年近く前はベッツイ&クリス、シモンズ、ウィッシュ、もとまろって昔はよく出ていた。知らないだけかもしれないが、KIROROまでここずっとでていなかったような気がする。このジャネッツはたまたまシモンズと全く時期がかぶっていたため、女性フォークデュオの中で一番知られていない存在。筆者もこの一曲しか知らない。メロディ自体は単純であるが、由紀さおりと安田祥子の「トルコ行進曲」のようなバックコーラスが面白い。
最近、メンバーの”青木まり子”はシモンズに参加している。
ジューシィ・フルーツ  雨あがりの秘密ふたつの並木路 
               メルヘン月夜にキス3つ
ジューシィフルーツは、「ジェニーはご機嫌ななめ」の一発屋と思われているかもしれないが、改めて聴いてみると、素晴らしいの一言。「BEEF」という近田春夫率いるグループがあって、そこから別れたのがジューシィフルーツ。円満な解散だったらしく、プロデュースは近田春夫がやっていた。ボーカルの「イリヤ」は、記憶違いかもしれないが「野良猫」という曲をやっていた「GIRLS」というバンド出身だったっと思う。沖山は解散後、ソロで「東京キケン野郎」という曲を出している。
彼らの曲の中では、CD化されていない名曲が多く、「恋のベンチシート」のリアンサーソング「渚のベンチシート」「やっぱりアロハ」、ザ・ピーナッツのカバー「振り向かないで」目薬の宣伝に使われた「メルヘン月夜にキス3つ」などどうしてもCDにしてもらいたい曲が多数ある。
中で「雨あがりの秘密ふたつの並木路」は、広く知られている彼らのコンセプトとは全く異なっており、美しいバラード。近田春夫の作品だが、古今東西日本の曲の中で5本の指に入る名曲だと思う。柴矢俊彦と沖山優司の男性ボーカルが中心で、奥野敦子(イリヤ)の特徴的な声が、「ジェニーはご機嫌ななめ」みたいにいやらしくなく融合している。
P.S.さかなさかなさかな〜♪の「おさかな天国」を歌っている人は柴矢俊彦の奥さんらしい。(02.05.19)
シュガー   女は色よ
ちょうど上記ジューシィフルーツと同じくらいの時期に「ウェディングベル」がでたため、彼女たちも一発屋のイメージが強いが、彼女たちもなかなかのバンドであった。2曲目「アバンチュールはルックスしだい」や3曲目「私○にほりか人」も面白かった。
筆者が学生時代音楽をやっていた頃、メンバーの長沢久美子(クミ)と何かの場面で一緒に音楽活動をやったことがある。(まさか売れるとは思っていなかったのでどういう場面だったかは覚えていないし、他のメンバーが後のシュガーだったかどうかもわからない。そうと知ってりゃサインでももらっとくんだった)そのクミが作った「新入社員とらばーゆ」というのもなかなかのできであった。
現在ミキは森田公一&トップギャランに参加。
惜しむらくは、メンバーの一人毛利公子が数年前死産した後本人も亡くなってしまったこと。筆者とそれほど歳は変わらないんだけど。
シュリークス   きみまつと   ふるさと TOCT-8835(廃盤)
フォークソング史に残る「リムジン江」を歌っていたフォーシュリークが、このシュリークスの前身。フォーククルセーダーズによって歌われようとして発売禁止となった曲である。甘いボーカルの持ち主神部和夫をリーダーに、後のかぐや姫の山田つぐと(山田パンダ)が在籍していたこともあった。山田パンダと入れ替わりに、女性ボーカルのイルカが入り、神部と結婚。今ダンナはカミさんのプロデュースを手がけている。(ダンナがカミさんのプロデュースをしているという点では、松任谷由美や竹内まりやと似ているか?)
さて、実は神部やイルカが作った歌は筆者はあまり好みではない。「きみまつと」の曲は「大きいことはいいことだ」の山本直純、筆者の大好きな「さよなら」(イルカのうたというアルバムに入っているが廃盤となった)の作曲は荒井利和、補作詞に前田武彦となっているが、2曲とも昭和の名曲であることは間違いない。


2007年3月21日急性腎不全で神部和夫氏逝去。
謹んでご冥福をお祈りします。
ジョーレモン  ジャブジャブ ロック
現在20歳くらいの方、なつかしいでしょう。そう、「ひらけ!ポンキッキ」でやってた曲ですよ。「まっこうくじらのがんちゃん〜」っていうやつ。裏面は「おふろのかぞえうた」っていう曲で、こちらの方が有名なのかもしれない。バックコーラスが非常に面白く、子供向けの童謡としてはもったいない名曲であった。
この作詞・作曲・歌のジョーレモンって、実は森雪之丞のこと。たしかこの曲と、後で紹介する「パッショナータ」の「卑弥呼」が、ジョーレモンのペンネームだったような気がする。ちなみに彼の弟は、「めぞん一刻」のテーマ曲?を歌っている『ピカソ』のキーボード。兄貴よりも売れてはいないが、兄貴はJ大中退、弟はK大卒業と学歴からだけみると、こっちは弟の勝ち。
ところで、絶対この曲は「泳げたいやきくん」よもう一度、と狙ったことがミエミエのコンセプト。子門真人が「泳げたいやきくん」を印税契約をせずに、5万円?で売ったという話は有名であるが、この曲について印税契約をしたのかそれとも買取にしたのかは筆者は知らない。
SHOTGUN  スパークリング ギャ
このへんのロックっぽいグループって、このSHOTGUNをはじめ、SHOGUN、クリエイション、ローレライ、リバーサイド、ロブバードなど最近のバンドのようにいっぱいあって、よく覚えていない。確か何かのCMソングに使われたと思うんだけど・・・。
シロー&ブレッド&バター  野生の馬  MOONLIGHT H25P-20312 廃盤
このシローをどうやって紹介しようか・・・。ジュリーといっしょにタイガースをやっていたけれど、ギターが弾けずにリズムに乗れないタンバリンをたたいていたシローというべきか。西遊記で、夏目雅子の子分をカッパ役でやっていたシローというべきか。「ルックルックこんにちは」(だったっけ?)の司会をしていた”シロー”というべきか。はたまた、高利のローンに手を出し破産し、失踪していった岸部シローというべきか。
あのブレッド&バターと組んでこんな歌も歌ってたんです。レコード会社の方、人助けだと思ってCD復活してあげて、印税かせがせてあげたら?でも今じゃ売れねぇだろうな、結構いい歌なんだけど。
ジローズ  去り行く恋人  おまえのために  etc.
一発屋のイメージが強いジローズ。だけど筆者は全部(といっても3枚だが)LP持っている。はしだのりひこ&シューベルツが好きで、メンバーの井上博の死亡は小学生だった筆者はショックを受けたことを記憶している。シューベルツ解散後ソロシンガーとして歌っていた杉田二郎と、当時学生だった森下悦伸(ジローズにするために、ムリヤリ森下次郎とされてしまった?)がグループを結成。それまでフォークデュオって日本ではあまりいなかったせいか、「戦争を知らない子供たち」は大ヒット。(「阪神タイガースの優勝を知らない子供たち」という歌があるそうだが、筆者は知らない)
さて、上記2曲はどちらも森下悦伸が書いた曲で、杉田二郎に隠れてはいたが、いいセンスをしていた。1stLP(これだけはCDになっている)に入っていた「朝焼けの空から」なんて最高どす。
そういえば、昔TBSラジオで「ヤングタウン東京」という公開放送があって、ジローズがレギュラーで出ていたんだけど、バックバンドはオフコースだった。
しかし、2枚目のアルバムのライナーノーツを見ると、「日本のサイモン&ガーファンクル」だって。もっともフォーククルセダースも「日本のビートルズ」だから・・・。
「パクリか?空耳か?気のせいか?」に掲載
ずうとるび  恋のパピプペポ  
         たいした娘だよキミは〜リトルダーリン スーパースタ〜
日本テレビ系で今だにやってる「笑点」。30年以上も続いている。立川談志・前田武彦・南伸介(故人)・三遊亭円楽と、司会者が変わっていったが、南伸介時代に、ちびっこ大喜利に出ていて人気を博した。確か、もう一人デブの男の子と、女の子も2名くらいいたような気がするのだが・・・。「みかん色の恋」という曲で、紅白歌合戦まで出たような気がする。
リーダー山田隆夫は笑点に戻ってきて、赤い着物着て座布団運び。その間に南伸介と小円遊が亡くなってしまった。そういえば交通安全運動の松崎真ってどうしたかな。
東京12チャンネル(現テレビ東京)で、ずうとるびがレギュラーの番組があって、公開放送の場所が家の近くだったのでよく見に行ったが、その中で絵を書いて曲名等を当てるコーナーがあった。今村良樹は玄人はだしであったが、江藤博利の書く絵は大笑いさせられた。魚でも鳥でも足が4本!!。
ところで、ずうとるびという名前は非常に洋楽ファンにとってはムカツク名前であるが、その10年くらい前にフォーククルセダースが、「ズートルビー」という覆面グループで「水虫の唄」「レディジェーンの伝説」を歌っていた。
菅原進  琥珀色の日々  ラッシュアワー
菅原進と菅原孝の兄弟デュオのビリーバンバン。「白いブランコ」の一発屋のイメージが強いが、「さよならをするために」という曲もドラマの主題歌として結構売れた。
この「琥珀色の日々」はサントリートリスウイスキーの宣伝に使われ、白と茶色のブチの仔犬(名前はトリス)が雨の中を歩いていく姿が印象的であった。手許にあるレコードジャケットの、なんか悲しそうな仔犬の表情が当時を彷彿させる。そのバックで、「ダディダディダーディダー」って流れていたのがこの曲。宣伝はカンヌ映画祭の広告部門で金賞を獲得したらしい。
トリスといえば、それまで「ダンダンディダン・シュビドゥダン」って、トリスおじさんがウイスキーを飲み顔が下から赤くなっていく宣伝があったよね。しかし、この宣伝はカラーテレビが出る前だったので、昔の白黒映像でみると、非常に間が抜けている。
「ラッシュアワー」は「ワオワオワオワオ」って・・・。(このセクションは日本語の歌がないのか?)
ところで、「白いブランコ」を出す前のビリーバンバンって元々は3人組で、もう一人はあの「せんだみつお」だったって知ってた?
杉村尚美  サンセットメモリー
ストロベリークリームという男性2名のフォークデュオに南こうせつの紹介で榊原尚美を加えたバンド”日暮し”。「いにしえ」という曲がヒットしたグループ。当時のライナーノーツをみると、榊原の歌唱力の魅力が大きく取り上げられている。
4年後にその榊原が杉村尚美として二発目を当てたのがこの曲。「炎の犬」というドラマ(どんなドラマかは全く知らない)の主題歌だった。
P.S.日本テレビのドラマ主題歌を集めたコンピレーションアルバムで見つけました。(01.8.12)